2012.09.20

努力と幸せはつながっている・・・

9月20日(木) 曇り

「今回の話を聞いて努力について、自分はやりたいこと、好きなことに対しては
一生懸命やっていましたが、興味が持てないもの、できないと自分で決めたことに対しては
努力はしませんでした。

できなかった、合格できなかったと気落ちしていました。

でも“努力は記憶に残る”という言葉を聞いたとき
私は今までやってきた努力が記憶によみがえってきました。

バトミントンに毎日かかさず参加して、一生懸命努力して
全国大会に行けたこと・・・
ピアノの練習中、上手に弾けずにレッスン中に涙をながしながらやって、
そして、家でも涙をながしながら一生懸命に練習したことを思い出しました。

簿記も検定に向けてたくさん勉強しました。

努力をしている間は大変で辛いけど、記憶にも残るし
達成感を味わうことができると思います。

今、努力をしているので、それが達成感や記憶に残るような
学校生活を過ごしたいと思いました。」

この感想文は、先日の学年集会のものです。

ヘイ吉は“努力の意義”をテーマに
自らの経験をもとに、失敗談や感じたことを話しました。
ヘイ吉も小さかった頃
友達よりもできるようになるのが
何でも、遅かったことを思い出します。

神社の広場で、親に見てもらいながら
何度も転びながら自転車に乗れるよう努力したこと。

逆上がりが苦手で近くの保育園の鉄棒で
暗くなるまで練習したこと。

今でも、昨日のことのように
はっきりと覚えています。

ヘイ吉を含め、人には「ラクをしたい」という気持ちがあります。

ヘイ吉自身振り返ると、ラクをしていた頃のことは
思い出すことができません。(きっと記憶に残らないのでしょう・・・)

生徒の感想文を読み、ある小説家の一文を思い出しました。

 

『吾人(ごじん=われわれ)はややもすると努力せずしてある事を成さんとするが如き考えを持つが、

それは間違いきった話で、努力より他に吾人の未来を善くするものはなく、努力より他に吾人の過去を美しくしたものはない。

努力は即ち生活の充実である。

努力は即ち各人自己の発展である。

努力は即ち生の意義である。』    『努力論』(幸田露伴)より、

努力と幸せは、きっと
つながっていると思います・・・

そして、努力している人を応援し続けたいです。

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