2016.09.15

何か欲しいものはない?

小学生の時だった

風邪をこじらせて何日か寝込んでいたとき
いつもは鬼のように厳しい母が

「何か欲しいものはない?」

と彼に聞きました

彼は交通事故で父をなくし
女手一つで三人の子を育ててくれている
母親のことを考え

「いらない」と答えたそうです

しかし、母親が「それでも」と言うので

「本を読みたい」

とお願いしたそうです

その時買ってきてくれたのが偉人伝

野口英世や二宮尊徳、エジソンなど
国内外の偉人の物語が収められていて

彼はそれをボロボロになるまで
何度も何度も読んだそうです

その偉人たちの

必ずしも恵まれた環境で育ったわけではない
ところが彼自身の境遇と重なり

「自分は天に試されているのではないか」

と感じたそうです

BIでいろいろな若い人たちと
出逢うことができました

なかには
働いて2年分の学費や生活費を工面してから
入学してこられる方もいらっしゃいました

しっかりとした目標や志をもち入学され

そして、希望していたお仕事に
就くことができました

困難や苦労、そして挫折や壁というのは
その人がより成長し
大きな役割をになうための

天から与えられた試練なのであると
思えるのです

https://twitter.com/nabiheikichi

AHM-00259

彼とは下村博文(しもむら・はくぶん)氏

文部科学大臣歴任時に様々な教育改革を断行
20代のとき学習塾を経営し
心掛けていたことは
「生徒をいかにやる気にさせるか」

政治家を志したのは小学校三年生だったとか

父の死と、その後の極貧生活
そして世間の冷たさ

その中でも温かい手を差し伸べてくれ人たち
のためにご恩返しができる人になりたいと

政治家を志す

人と逢えば逢うほど
知れば知るほど
見えてくることがある!(*^_^*)

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